登記完了後の確認と登記内容が誤っていた場合の対応 1/2

表示登記の専門家として当然のことではあるのですが,当事務所では登記が完了すると完了後の登記情報を取得し,登記内容に誤りがないか確認しています。申請内容が正しくても,完了後の登記内容に誤りがある場合がまれにあり,その場合には更正(修正)が必要になるからです。

登記を申請すると登記官が申請内容を精査し,不備があれば補正(訂正)を求められます。しかし,申請人の氏名・住所,建物表題登記(単に建物登記とも)であれば床面積など,誤った漢字や面積で登記されてしまう場合があります。原因として,申請内容そのものに誤りがあり登記官のチェックをすり抜けてしまった場合,申請内容は正しかったものの登記官のコンピュータへの入力が誤ってしまった場合があります。一般に不動産登記簿と言っていますが,全国の登記所はすべてコンピュータ化されており,登記内容は紙の帳簿ではなくコンピュータに入力され管理されています。登記所でも,コンピュータ入力と入力内容の校合(チェック)では異なる担当者で対応しているようですが誤りをすべてなくすことは難しいようです。
(2/2に続く)

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