ここでは,建物表題登記について説明しています。建物滅失登記,建物表題部変更登記,地目変更登記,合筆登記の場合には必要書類に違いがありますが,基本的な流れ,必要期間はほぼ同じです。

ご依頼から業務完了までの流れ
 下記にご依頼から業務完了までの流れをお示しします。

▽1.ご相談・お見積り‥依頼人様からの相談・お見積もり依頼に対して,お見積りいたします。
▽2.受託‥見積内容・金額を確認していただいた上で,業務を受託します。
▽3.必要書類の貸与依頼,委任状への署名押印依頼‥必要書類のリスト,委任状を送付いたします(電子メールもしくは郵便)。
▽4.必要書類の借用,委任状の受領
▽5.資料調査‥借用した資料を基に現地調査の準備をします。必要に応じて、資料の追加取得をします。
▽6.役所調査,現地調査‥必要に応じ役所での追加資料の取得,現地調査をいたします。
▽7.登記申請書類作成‥調査結果をもとに,登記申請書,添付書類を準備します。
▽8.登記申請‥管轄の登記所に申請します(東京都であれば23の管轄に分かれています)。
▽9.登記完了‥登記所から登記完了証を受領します。事務所にて登記内容に誤りがないか確認します。
▽10.納品,請求‥成果品を納品し,借用資料を返却します。成果品を確認の上、お支払いいただきます。支払いは現金,銀行振込,カード決済(準備中)が可能です。

受託から納品までの必要期間
 受託から納品まで,2週間~1か月程度です。この期間には,登記所の処理期間(1~2週間程度)が含まれています。お急ぎの場合はご相談ください。

建物表題登記に必要な書類
【お客様が工事人の方から預かって頂きたい書類】
①建築確認申請書・確認済証‥通常一緒に綴られています。
②工事完了引渡証明書(工事人の印鑑証明書添付)‥工事人が建物表題登記のために発行します。工事人の記名,実印の押印が必要です。記名押印以外の項目は空欄になっているのが一般的です。
③検査済証(完了検査を受けられている場合のみ)

【お客様御自身で用意して頂く書類】
④住民票の写し(法人の場合は資格証明書)‥登記簿に記載される住所・氏名を証明します。
⑤請負契約書又は工事代金領収書‥領収証は工事代金の一部でも結構です(手付金,契約金,中間金等)。
⑥委任状‥当事務所で作成した記名済みの委任状に押印して頂きます。

【その他場合によって必要な書類】
⑦持分証明書(印鑑証明書添付)‥共有名義で申請する際に必要です。
⑧譲渡証明書・・・分譲住宅等の場合に必要です。
⑨仮換地証明書(保留地証明書・底地証明書)‥建物が「区画整理事業」地内の場合に必要です。
⑩遺産分割協議書‥相続した未登記建物を表題登記する場合に必要です。

【事務所で用意する書類】
⑪登記申請書
⑫建物図面・各階平面図